こんにちは。アーキ工房です。
今回は、住宅の介護手摺りの取り付け工事についてのご紹介です。
今日では、バリアフリーの施設や住宅が昔に比べ、かなり普及した時代ではありますが、
それでも、高齢者等の方にとっては、家の中は、想像以上に転倒や落下といった危険のリスクが多数存在します。
高齢者は、日常の動作一つひとつに時間がかかります。また、「靴を脱ぐ」「浴槽から立ち上がる」といった
ちょっとした動きでも、ふらついて転倒するおそれがあります。
手すりは、事故を防ぐだけでなく、動作をスムーズにし、被介護者のストレスを軽減させることに役立ちます。
そこで、この度は、デイサービスに通われている高齢者の方と、一緒に住まわれている家族の方が、安心して生活できるよう、ケアマネジャーさんの協力の下、手摺りの設置工事を行いました。
公的介護保険の認定を受けている在宅者ということで、【介護保険制度】の補助金も利用しながら工事を進めていきました。
【介護リフォームの補助金】
●介護保険制度で受けられる「補助金」の概要
介護保険制度には「居宅介護(介護予防)住宅改修費」という項目があります。被保険者が必要とするリフォームについて、決められた条件を満たした上で申請すれば、補助金が支給されるというものです。
住宅改修には事前申請や改修内容がわかる資料の準備が必要になります。
未申請での工事着工によるトラブルを未然に防ぐためには、先ずケアマネジャーさんなどに相談をしましょう。
無事、事前申請が無事終了しましたら、いよいよ工事着工となります。
今回は、
①玄関ポーチ(外部)
②玄関ホール
③1階ホール(2ヵ所)
④リビング
⑤寝室前
⑥1階廊下(3ヵ所)
⑦トイレ
⑧洗面脱衣所
⑨浴室(3ヵ所)
⑩階段
⑪2階ホール
計16ヶ所に手摺りを取り付け(設置)していきます。
写真が多くなってしまうので、2回に分けてビフォーアフターの紹介をしていきます。
写真によってはわかりにくい部分があるかと思いますが、ご了承ください。
①玄関(アルミ製手摺り)
【Before】 【After】
②玄関ホール(L型手摺り)
【Before】 【After】
③1階ホール(I型手摺り)
【Before】 【After】
④1階ホール(水平手摺り)
【Before】 【After】
⑤リビング(I型手摺り)
【Before】 【After】
⑥寝室前(L型手摺り)
【Before】 【After】
⑦廊下(I型手摺り)
【Before】 【After】
施工例の一部を紹介させていただきました。
高齢者にとって自宅で暮らすことは、こころの健康にも繋がります。
すこしでも、介護する側、される側にとってよりよい住宅になることを望んでおります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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