設計・施工を請け負います「アーキ工房」です。
前回に引き続き、T様邸 和風住宅新築工事のご紹介です。
今回は、鉄筋工事~基礎工事までを紹介していきたいと思います。
捨コン上に建物の通り芯や立ち上がり芯などの「墨出し」作業を行い、それに準じて基礎配筋工事を行います。
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配筋状況です。
多くの方がイメージされているとおり、大変重要で大事な工程でもあります。
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※チェック事項は・・・
・配筋の形状
・鉄筋の径
・配筋の配置
・配筋のレベル
・配筋のピッチ
・配筋の継手の位置
・配筋の継手の長さ
・配筋の定着長さ
・かぶり厚
・補強筋(コーナー部・開口部)
・スリーブ
・逃げ配管の状態
これらの項目を確認しながら配筋組を行います。
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続いて第三者機関より行う「配筋検査」です。
鉄筋相互の幅や型枠との距離がしっかりとれているか、などを検査します。もし、ここで適切ではない箇所があれば是正の指示が入ります。この日も、問題なく検査は終了しました。
そして・・・
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検査に合格し、基礎ベースのコンクリート打設です。
コンクリート強度21KN/c㎡のレディーミクスコンクリート(工場調合による生コンクリート)を使用し、圧送車を用いて打設します。
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ジャンカやコールドジョイントができないように、バイブレータで締固め、
コンクリートの表面を平滑に仕上げるための均し作業を行い、打設完了です。
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続いて、基礎立ち上りの型枠工事です。
位置や高さを確認しながらアンカーボルトも設置します。
この工程に入る前に、再度「墨出し」作業を行い、図面通り正確に立ち上りの位置を出してあります。
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打設の準備ができました。
ここでのチェック項目は、、、
・型枠(基礎立上りの内側)
設置状況(固定・並びに乱れがないか)
ゴミ等の付着物(鉄筋の付着物も)
・金物
アンカーボルトの位置
アンカーボルトの固定
アンカーボルトの傾き
アンカーボルトの埋め込み寸法
・コンクリート
JIS規格のコンクリートか
バイブレータでしっかり締め固めをしているか
クラック(ひび割れ)
ジャンカ
コールドジョイント
天端の水平
コンクリートの打継面の状況
出荷伝票
配合計画書
基礎の幅・高さ
これらの項目を目視や道具を使って確認した後、圧送車を用いてコンクリートを打設します。
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コンクリート打設完了後、養生期間(5日)を経て型枠脱型です。
その後、土台工事に移るわけですが、その前に、玄関やお風呂場・勝手口などの箇所に仕上がり時の高さを見越して
あらかじめ増し打ちコンクリートの打設や柱脚金物の設置など、細かい工事を行っていきます。
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基礎工事完了です。
綺麗に仕上がりました!
次回は、土台工事からのご紹介となります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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